2019.03.27更新

ド・ケルバン病固定

3/23に羽村市 五ノ神接骨院と、青梅市にある、こばやし接骨院様と合同で勉強会を行ってきました。

 

今回のお題は『ド・ケルバンに対する固定』です。

 

ド・ケルバンは、長母指外転筋腱、短母指伸筋腱という、手の親指を動かす筋肉が通る腱鞘の炎症です。

 

長母指外転筋は、前腕から母指に向かい、母指及び手関節を外転する作用があります。

 

短母指伸筋も、前腕から母指に向かい、母指を伸展させたり手関節を外転する作用があります。

 

この2つの筋腱は手関節の近くで腱鞘というトンネルを通ります。

その部分が擦れ、炎症を起こした状態がド・ケルバンです。

手関節の母指側が腫れ、母指や手関節を動かすと痛みがでます。

 

これは妊娠出産期の女性や更年期の女性、親指を良く使うスポーツや仕事をされている方に多いケガです。 

 

このケガは母指の使いすぎることで、腱鞘が肥厚したり、腱が傷んだりするために起こり、それを繰り返すことで悪化していきます。

 

同部に腫脹や圧痛があり、母指を握り込んで手関節を尺側に曲げると痛みが増すことが特徴です。

 

このド・ケルバンに対して行う固定方法はいくつかありますが、今回は必要以上に過度な固定をせず、動かしたくない所だけを固める固定法をスタッフ一同学んで参りました。

プライトンという材料を用いる固定です。

プライトンとは、熱可塑性ポリエステル樹脂を含む綿基布で、65~70℃のお湯に浸けると柔らかくなり、温度が低下すると硬くなる固定材料です。

オーダーメイドで作成できるためフィット感もよく、また、軽くて日常生活への支障が少ないこともメリットです。

 

ド・ケルバンは母指を外転することで状態が悪化するので、外転動作を抑えます。しかし、固定により母指の屈曲まで制限してしまうと日常生活に支障が出てしまいます。

外転を制限し、かつ屈曲は制限しない固定方法を今回練習しました。

 

まず患者様の手指に合わせてプライトンをカットし、お湯に浸して柔らかくします。固定したい角度に合わせてプライトンを巻き、コールドスプレーで冷やして固めます。固まったプライトンの上にテーピングで覆い、肌への当たり具合を柔らかくし完成です。

固定力、使用感、軽さのバランスがとても良い固定方法です。

 

投稿者: 五ノ神接骨院

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