from 院長 中村 優樹
五ノ神接骨院より
デスクワークで座って仕事をしていると、夕方頃には足が浮腫んでしまうという方もいるでしょう。特に6月は浮腫みが強くなってしまうことがあります。浮腫みの原因は水分の摂りすぎと言われてきましたが、実は水分をしっかりと摂取しないことによって浮腫みが強くなってしまうこともあるようです。そこで今日は、浮腫みの本当の原因について見ていきましょう。
【浮腫みの原因】
1.運動不足
デスクワークなどで座っている時間が長いと、下半身に浮腫みが出てしまうことがあります。その理由は、身体を動かさないことによって血液を心臓に戻すふくらはぎのポンプ機能が働かなくなり、血液が下半身に滞ってしまうからです。そのため、仕事で座っている時間が長い方でも、定期的にストレッチをしてリフレッシュする習慣をつけましょう。また、運動不足によって筋肉がしっかりと働かないと浮腫みやすい身体になってしまうので、日々運動を行うことも重要です。
2.水分の摂取量が少ない
浮腫みは水分の摂りすぎという意見もあったため、飲む量を減らしているという方もいるでしょう。しかし、水分の摂取量が少なくなると、自然と身体の中に水分を溜め込もうとしてしまいます。そのことによって、浮腫みがひどくなってしまうのです。そのため、毎日一定量の水分をしっかりと摂って、身体の中の循環を良くする必要があるでしょう。
3.塩分の取りすぎ
身体は、体内の塩分濃度を一定に保つ働きをしています。そのため、食事から摂取する塩分が多すぎると、身体の中の塩分濃度を薄めるために水分を溜め込んでしまいます。この現象が浮腫みの原因となってしまうのです。食事を摂る時には、塩分の量には注意しておいた方がよいでしょう。また、カリウムは身体の外に塩分を出す働きをしてくれるので、普段の食事からカリウムが含まれたものを選ぶことをおすすめします。
身体が浮腫むと、重たさやだるさを感じて活発的に行動することができなくなってしまいます。そのため、普段から生活習慣や食事に気をつけて、浮腫みにくい身体を作るようにしましょう。